夜勤は質の良い睡眠がカギ
夜勤は体調を崩しやすい
現代の社会では24時間営業のお店や施設が増えたことにより夜勤のような昼夜逆転の仕事が増えています。本来であれば朝から夕方までをめどに働くのが人間本来の活動する習慣ですから、夜勤で働くことによって体調を崩す人も少なくありません。体調を崩す一番の原因が、質の良い睡眠が十分にとれないことです。
体温の変化について
睡眠には体温が関係しています。一日を通して人間の体温は変化をしています。体温によって睡眠に適した時間帯もあれば、適さない時間帯もあります。高いところから低いところに変化するタイミングで眠気は起こります。このタイミングがだいたい20時以降になります。体温が高い時間帯、つまり眠気が起きず元気な時間帯とされるのが5時〜19時です。そして最も重要なことは、働く時間帯が変わっても体温の変化は変わらないことです。つまり夜勤で働く人は日中に睡眠をとるわけですから睡眠が浅くなりがちで睡眠で得られる疲労回復の効果も低下してしまい体調を崩しやすくなってしまいます。
出来るだけ良い就寝環境を作る
夜勤から帰宅したらすぐに眠ることを心掛けましょう。太陽の光などは体が刺激を受けてしまい体が覚醒をしてしまいますから遮光カーテンやアイマスクなどをして出来るだけ夜間に眠ることと同じ条件に近づけましょう。仕事から帰ればお風呂に入りたいところですが浴槽に浸かってしまうと体温が上昇してしまい睡眠の質が低下してしまいますのでシャワーなどで我慢をしましょう。
夜勤のリズムを引きずらない
夜勤を専門に働いている人でも休みはありますし、日中に活動しなければならないこともあると思います。日勤と夜勤が混ざっている仕事もあると思います。夜勤の期間が終わって日勤の生活に体を戻す時に注意をしなければならないことがあります。この点を怠ると夜勤のリズムが戻らず夜中に目が覚めてしまったり眠ることが出来なくなってしまい、疲労が溜まってしまいます。
日勤のリズムに体を戻すには夜勤から帰ったらすぐに寝ることです。ただし、この時の睡眠を3時間くらいにとどめて下さい。この状態では十分な睡眠がとれていませんが、十分な睡眠をとってしまうと夜に眠気が起きずに夜勤と変わらないリズムになってしまいますから、少し無理をしてでも起きて、夜に自然と眠気が来るようにしましょう。こうすることでリズムがまた逆転をして通常の生活リズムに戻ることが出来ます。